BYUだけが木曜朝にコースへ——その理由
2026年のNCAA男子ゴルフ選手権(カリフォルニア州カールズバッド、オムニ・ラ・コスタ・リゾート)で、異例の光景が生まれた。大会初日の木曜朝、他の全チームがスタートする数時間前、BYU(ブリガム・ヤング大学)クーガーズだけが誰もいないコースでラウンドをこなしていた。
なぜ単独プレーに?
BYUはモルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)を建学の精神とする大学で、学生の98%以上が信者。同信仰では日曜は礼拝と休息の聖なる日とされており、BYUのスポーツプログラムは月曜〜土曜の6日間しか試合に参加しないというポリシーを長年維持している。
今年の選手権スケジュールは5月29日(金)〜6月3日(水)の6日間。72ホールのストロークプレーで上位8チームがマッチプレーに進む形式だが、そのラウンド日程に日曜(5月31日)が含まれていたため、BYUは出場辞退か信仰違反かという二択を迫られた。
チームはNCAAに宗教的免除を申請し、日曜ラウンドを木曜朝に前倒しでプレーすることが認められた。
木曜ラウンドの結果
BYUは22位のランキングでこの選手権に臨み、単独でプレーした「日曜ラウンド」ではチームスコア1アンダーを記録。翌金曜の公式ラウンド1では8オーバーと苦しんだが、木曜の好スコアがどう影響するか注目される。
Strokeslabの視点
スコアデータの観点からは、単独プレーという特殊環境が選手のパフォーマンスにどう影響したかが興味深い。競技のプレッシャーや他組との比較が生まれにくい状況で記録された1アンダーは、純粋な技術的ベースラインとして見ることもできる。信仰とスポーツの両立を組織として支えるNCAAの対応も、多様性の観点から評価に値する。
信仰とスポーツの両立という人間的なドラマであると同時に、「プレッシャーのない環境でのスコア」というデータの解釈問題も内包しており、ゴルフファンとして二重に興味深いニュースだ。
この記事の原文
BYU Plays NCAA Golf Championship Sunday Round Alone on Thursday Due to Religious Exemption
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