パドレイグ・ハリントン(54歳)が、オハイオ州コロンバスのサイオトCC(Scioto Country Club)で行われた全米シニアオープンで最終ラウンド66をマークし、4打差で優勝。通算12アンダー(268)でフィニッシュし、ミラー・バーバーと並ぶ大会史上最多タイとなる3勝目を達成した。
序盤の5打差スウィングが勝負を決めた
54ホール終了時点でスチュワート・シンクが1打リードしていたが、最終日の最初の3ホールでハリントンが5打差をひっくり返す展開となった。
1番パー4では15フィートのパットを沈めてタイに追いつき、2番パー4ではセカンドショットをピン3フィートにつけてBirdieを奪う一方、シンクがBogeyを叩いて一気に2打リードを奪った。
8番パー4では、シンクがDriverで打ったティーショットがフェアウェイ右のクリークに転がり込みBogeyに。対してハリントンは30フィートのBirdieパットを沈め、リードを4打に拡大。この場面が事実上、勝負の分岐点となった。
シンクは「良いティーショットを打ったのにペナルティになり、そのままパドレイグにパットを沈められた。完全に流れが変わった」と振り返った。
シニアメジャー4勝目、防衛成功は大会史上4人目
ハリントンは2022年・2025年と1打差での優勝が続いていたが、今大会は後半に入るころには勝負を決定づけていた。「普段のようなドラマはなかった。大きなリードを守りながら、グリーンのセンターを狙い続けることができた」とハリントン本人が語るように、盤石の内容だった。
全米シニアオープンの連覇達成は、ミラー・バーバー(1985年)・ゲーリー・プレイヤー(1988年)・アレン・ドイル(2006年)に続く史上4人目。PGAツアー・チャンピオンズでは通算12勝目となり、昨年7月のシニアブリティッシュオープン以来のツアー勝利でもある。
Strokeslabの視点
ハリントンの発言で注目すべきは「56〜57歳を過ぎると急激に難しくなる」という現実的なウィンドウ感覚だ。シニアツアーにおけるパフォーマンスのピーク期間は短く、Strokes Gainedデータの観点でも、アプローチの精度やパットの安定性が年齢とともに変動しやすい。今大会のハリントンは序盤のバーディラッシュでSG: Puttingを稼ぎ、プレッシャー下での距離感管理が光った。
8番での30フィートBirdieパットは単なる運ではなく、Strokes Gainedの観点ではパッティングで一気にゲームを決定づけた場面だ。プレッシャー下でのSG: Puttingがシニアメジャーの勝者を分けることを、改めて証明した一戦と言える。
この記事の原文
ESPN Golf: Harrington Claims Historic Third U.S. Senior Open Title with Dominant Final Round
ESPN Golf · 原文を読む →