リード
全英オープン最終日(2026年7月20日、ロイヤル・バークデール)、世界ランク1位のスコッティ・シェフラーが、ブライソン・デシャンボーへの2打罰問題について独自の見解を述べた。「彼は絶対にチーターではない」と明言しつつ、ゴルフ界全体のルール執行の一貫性にも疑問を呈した。
何が起きたか
デシャンボーは第2ラウンド(金曜日)の5番ホールで、ネイティブエリアの深いフェスキュー(荒れた草地)の中でショット前に歩き回り、意図したスイングエリアを改善したとしてR&Aから2打罰を受けた。R&Aのガバナンス担当エグゼクティブ・ディレクター、グラント・モアは「故意でなくても規則は適用される」と声明を発表。デシャンボーはこのペナルティが響き、最終的に4アンダーでフィニッシュ。優勝したライアン・フォックスから6打差の結果となった。
シェフラーの擁護
シェフラーは最終ラウンドを67(3アンダー)でまとめ、7アンダー4位タイでフィニッシュ。試合後、デシャンボーとはアマチュア時代からの長い付き合いがあると述べ、「パッティングやアプローチの勝負でも、アマゴルフでも、一度も不審な行動を見たことはない」と語った。また、「カメラアングルが遠いと実際とは違って見える場合もある」と指摘し、映像だけで判断することの難しさにも言及した。
ルール執行の一貫性問題
シェフラーはラッセル・ヘンリーやサム・バーンズの意見にも同意し、テレビ中継に多く登場する選手ほど細かく監視されるという不均衡を指摘。2020年のメモリアルトーナメントでジョン・ラームがラフ内でボールが微動したとして2打罰を受けた例を引き合いに出し、「肉眼では判断できないレベルの話になっている」と述べた。
一方で、「選手自身がもっとルールを厳守する文化に戻るべき」とも主張。ライン際を攻めすぎる傾向に警鐘を鳴らした。
Strokeslabの視点
この問題はSG(Strokes Gained)の観点では測れない「ルールと公平性」の話だが、テレビ露出量がペナルティ発生率に影響するとすれば、それは競技の公平性を歪める構造的問題だ。データドリブンで評価されるべきパフォーマンスが、カメラの台数で左右されるとしたら、ゴルフ界は真剣に制度設計を見直す必要がある。
カメラに映る頻度がペナルティ発生率に影響するとすれば、それはデータ以前の公平性の問題だ。R&Aにはテレビ中継の有無に関わらず一貫した基準の整備が求められる。
この記事の原文
ESPN Golf: Scheffler Defends DeChambeau After Open Championship Penalty Controversy
ESPN Golf · 原文を読む →