世界1位が語る「シネコックの本当の難しさ」
全米オープン(6月18〜21日、シネコックヒルズ)を前に、世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler)が現地を視察した。マーフィールドビレッジで開催中のメモリアル・トーナメントに向けた記者会見で、その印象を率直に語っている。
「フェアウェイの幅は思っていたより広かった。でも、グリーン周りは本当に難しい。あそこが最大の試練になる」とシェフラーは述べた。
フェアウェイは広いが、ラフは「即死」
シェフラーが特に強調したのは、ラフの厳しさだ。「フェアウェイを外し始めたら、チャンスはゼロ。でも、フェアウェイ自体は十分に広いから、プレーの機会は与えられている。その上でグリーンが極限まで難しく設定されているので、USGAは好きな場所にピンを切って、スコアをいくらでも上げることができる」と語った。
同日に視察したロリー・マキロイ(Rory McIlroy)も同様の見解を示した。「2018年より広くなっているが、ファーストカットのラフは5インチ(約13cm)もある。フェアウェイを1ヤード外れただけで、ペナルティを受ける」。グリーンスピードはスティンプメーター計測で11.2程度とのことで、「これ以上速くする必要はない」とマキロイは付け加えた。
キャリアグランドスラムへの挑戦
シェフラーがこの大会を制すれば、マスターズ2勝、全英・全米プロに続き、キャリアグランドスラムを達成する7人目の選手となる。直近5回の全米オープンでは4回トップ10入りしており、2022年ブルックラインでは2位タイを記録している。
今季は1月の「アメリカン・エクスプレス」以降、勝利なし。マスターズを含む3度の2位と、惜しい結果が続いている。それでもSG: Total(2.221)はツアートップを維持しており、SG: APP(.521)とSG: Putting(.506)はともに15位と、データ上は「依然として世界トップクラス」の水準にある。
Strokeslabの視点
今週はまずメモリアルで3連覇(タイガー以来の快挙)を狙い、その2週後に全米オープンという連戦。シェフラーのSG: Totalはツアー1位を維持しているが、「勝ちきれない」状況が続いている。グリーン難易度が極めて高いシネコックでは、SG: Puttingがどこまで上積みできるかが鍵になりそうだ。
SG: Totalでツアートップを走りながら今季未勝利というシェフラーの現状は、「データと結果のギャップ」という意味で非常に興味深い。グリーンが試合を左右するシネコックこそ、そのギャップが埋まるかどうかの試金石になりそうだ。
この記事の原文
ESPN Golf: Scheffler Scouts Shinnecock Ahead of U.S. Open, Warns of Brutal Green Complexes
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