ハワイのゴルフシーズンを長年にわたって彩ってきたソニー・オープンが、2027年から大きく姿を変える。PGAツアーとソニーは2026年7月1日、ワイアラエ・カントリークラブ(Waialae Country Club)を舞台にした新大会「ソニー・チャンピオンシップ」をPGAツアー・チャンピオンズ(50歳以上の選手が対象)の一戦として開催すると発表した。
大会の概要
- 開催日程:2027年1月14日〜16日(土曜日フィニッシュ) - 賞金総額:300万ドル(約4億5,000万円) - 出場人数:78名 - 会場:ワイアラエCC(1965年からPGAツアーの舞台として親しまれてきた名門コース)
なぜ「格式ある会場に別の大会」が来るのか
もともとワイアラエでは長年「ソニー・オープン」としてPGAツアーのレギュラー大会が行われてきた。しかし2026年4月、PGAツアーはマウイ島での開幕戦「ザ・セントリー」(1999年から開催)への不参加を表明。同時にソニー・オープンの存続形態も見直され、今回のチャンピオンズ格への移行が決まった。
ワイアラエCCで過去に優勝し、現在チャンピオンズツアーの資格を持つ選手には、アーニー・エルス(Ernie Els)、ビジェイ・シン(Vijay Singh)、ザック・ジョンソン(Zach Johnson)、ジェリー・ケリー(Jerry Kelly)らが名を連ねる。
地域貢献の継続も大きなポイント
ソニーは1999年のタイトルスポンサー就任以来、ハワイの非営利団体に総額2,700万ドル以上を寄付してきた。ソニーグループの社長兼CEOである十時裕樹氏は、この慈善活動の継続を「最優先事項」と位置づけており、大会のフォーマット変更後も地域への貢献は維持される。大会の運営はIMGが担当する。
Strokeslabの視点
今回の移行は、単なる大会格式の変更にとどまらない。SG(Strokes Gained)分析の観点からは、チャンピオンズツアーの選手たちがワイアラエの狭いフェアウェイと速いグリーンにどう対応するかが新たな見どころとなる。若い頃にこのコースで勝利を重ねた選手たちが、SG:APP(アプローチの巧みさ)とSG: Putting(パットの精度)をいかに維持しているか、データで追うことができる点は大変興味深い。
ワイアラエという歴史的な舞台がチャンピオンズツアーに移ることで、SG分析の視点では「経験値が高い選手のコースマネジメント」に新たな注目が集まりそうです。過去の優勝データと現在のパフォーマンスを比較できる、データ好きにはたまらない大会になるでしょう。