スコッティ・シェフラーが第154回全英オープン(ロイヤル・バークデール)開幕を前に会見を開き、ジェネシス・スコティッシュ・オープンでの予選落ちと連覇への意気込みを語った。
78連続予選通過ストリークの終焉
約4年ぶりとなる予選落ちにより、シェフラーはPGAツアー78試合連続の予選通過ストリークに幕を引いた。本人はこの経験を「おそらく最も辛いことのひとつ」と表現しつつも、興味深い比較を加えた。「トラベラーズ選手権での2位の方が、予選落ちよりも痛かった」──勝利に手が届きそうで届かない悔しさの方が、週末を棒に振る虚無感を上回るという、トップ選手ならではの感覚だ。
予想外の早入りが奏功
予選落ちによって生まれた2日間の余裕を、シェフラーはしっかりと活用した。土曜に体を動かしてからサウスポートへ移動し、日曜にはロイヤル・バークデールで18ホールをラウンド。月・火も各9ホールをプレーし、初めて臨むこのコースの感触をじっくり確かめた。「要求が多い週に少し早く来てコースに慣れ、余分な休息を取れたのは悪くなかった」と振り返る。
2008-09年のハリントン以来の連覇へ
昨年のロイヤル・ポートラッシュで4つ目のメジャーを制したシェフラーは、パドレイグ・ハリントン以来17年ぶりとなる全英連覇に挑む。初戦・2戦目はブライソン・デシャンボー(LIVゴルフ)、タイレル・ハットンと同組。第1ラウンドは日本時間木曜17:58スタート予定。
2026年シーズンは1月の「アメリカン・エクスプレス」制覇を最後に未勝利が続くが、4度の2位を含む安定した成績を維持している。
「レガシーのためには戦わない」
歴史的偉業を目前にしながら、シェフラーは遺産や名声への無関心を臆せず口にした。「人生は終わりを迎え、その後は別の場所へ行く。レガシーは自分を動機づけるものではない」──この超然とした姿勢こそが、彼の圧倒的な強さの源泉かもしれない。「自分がここにいる理由(Why)は分かっている」という言葉に、静かな自信がにじむ。
Strokeslabの視点
予選落ちを「フラストレーティング」と認めつつも「平静さを取り戻した」と語るシェフラーのメンタルの強さは、SG的な観点から見ても注目に値する。2024年・2025年と年間勝利数でツアートップに君臨した選手が、コース適応の時間を得たことは連覇の追い風になりうる。
「2位の悔しさの方が予選落ちより痛い」という感覚は、勝利に限りなく近いポジションでプレーし続けているシェフラーだからこそ出る言葉。SG的に見ても今季の数字は高水準であり、連覇の可能性は十分にある。
この記事の原文
ESPN: Scheffler Eyes Back-to-Back Open Title After First Missed Cut in Four Years
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