今季最高スコア63——ようやく噛み合ったパットとショット
ブルックス・ケプカがCJカップ・バイロン・ネルソンの初日、TPC Craig Ranchで8アンダー63をマークした。これは今季ベストスコアであり、PGA Tourにおいては2020年7月以来の最高スコアとなる。
ケプカは今季LIV Golfから4シーズンぶりにPGA Tourへ復帰。ショットの出来は一貫して高水準を維持しており、SG: Tee to Green(8位)、SG: Approach(3位)と際立つ数字を残していた。しかしパットが深刻な足枷となっており、SG: Puttingは今週前時点で141位というデータが現状を如実に示していた。
「倉庫」での特訓と4本目のパターへの切り替え
その状況を打開すべく、ケプカは今週の練習日を自宅フロリダの「小さな倉庫」内に設けたパッティングスタジオに費やした。息子クルー君を学校に迎えに行く時間を除き、ほぼ終日スタジオに籠もり、アライメントやグリップといった基礎の見直しを徹底したという。
同時に、今季4本目となるパターへも切り替えた。新たに採用したのはScotty Cameron Fastback 1.5。ケプカは「トゥリリースが安定せず悩んでいたが、このパターはトゥハングが強めで、フェースのCG(重心)が前面寄りにある。自分が求めていた感覚に近い」と技術的な理由を説明した。
初日の結果——SG: Putting 10位に浮上
その効果は初日に即座に現れた。11番(2ホール目)で17フィートのBirdie、12番で13フィートのEagle、2番で10フィートのBirdie、4番で14フィートのBirdieと、中・長距離パットを次々に沈め、初日のSG: Puttingは10位にまで浮上した。
Strokeslabの視点
ケプカは今季ずっと「ストライキングは問題ない」と語り続けてきた。データもその言葉を裏付けており、SG: Approach 3位という数字は本物だ。問題は一点——パットだった。SG: Putting 141位という数字は、ショットの貯金をグリーン上で全て吐き出していた状況を意味する。今回の63は「その他全部が良くて、パットだけが悪い」という典型的な課題が解消されたときに何が起きるかを示す一例だ。1ラウンドの結果で結論は出せないが、自らデータと向き合い基礎から修正した姿勢は注目に値する。
SG: Approach 3位でありながらSG: Putting 141位という極端なアンバランスが、ケプカの今季成績を押し下げていた。データが示す課題を自ら認識し、スタジオ特訓でアプローチしたことが今回の63につながった好例だ。
この記事の原文
GOLF.com: Brooks Koepka Cards Season-Best 63 at Byron Nelson After Intensive Putting Overhaul
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