38時間、眠らずにゴルフ──記録と寄付の両立
2026年7月上旬、米ジョージア州のアマチュアゴルファー、マイク・ウッダード(40歳)が、38時間連続プレーという世界記録を打ち立てた。舞台は地元のカータースビル・カントリークラブ。日曜午後5時58分にスタートし、火曜朝7時58分にホールアウトするまで、一睡もせずコースを歩き続けた。
真夜中もライトセーバー旗竿で
日没後はグローボール(暗闇で光るボール)を使用し、旗竿には視認性を確保するためにおもちゃのライトセーバーを装着。ボランティアがヘッドランプを着けてコースを照らし、飲料や補食を提供し続けた。月曜日は2026年で最も気温が高い日となり、華氏100度(約38℃)超えという過酷なコンディション。それでもウッダードは歩みを止めなかった。
記録の内訳とメンタルの壁
最終的なプレー内訳は144ホール(8ラウンド)、ベストスコアは78、ワーストは88。シングルハンディのウッダードにとっても、睡眠不足と熱中症による幻覚(「存在しない木やハザードが見えた」)が最大の難関だったという。最後の数時間は元グリーンベレーの友人が寄り添い、完走を支えた。
西アフリカの子どもたちへ180,000ドル超
この挑戦の目的は記録だけではない。西アフリカのリベリアで子どもの医療支援を行うNPO「Live2540」への寄付金集めが本来の動機だった。最終的に18万ドル超(約2700万円)を調達。「子どもたちが医療を受けるために何時間も移動しなければならないことを考えると、38時間のゴルフは大したことではない」とウッダードは語った。
Strokeslabの視点
今回の記録挑戦はStrokes Gainedとは無縁の世界に見えるが、着目すべきは38時間でスコアが78〜88の範囲に収まった安定感だ。疲労と睡眠不足が極限に達する中でのショット精度は、スイングの再現性とメンタルの強さを如実に示している。
38時間でスコアの振れ幅が10打以内に収まった事実は、スイングの再現性という観点からも興味深い。データ分析とは別次元の「人間の底力」を感じさせる挑戦だった。
この記事の原文
GOLF.com: Georgia Amateur Plays 38 Sleepless Hours, Sets World Record and Raises $180K for Children's Healthcare
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