初日に最大52mphの暴風——コース制御不能のリスク
2026年全米オープン(開催コース:シネコックヒルズ、Shinnecock Hills)の第1ラウンドが行われる木曜日、天気予報アプリWindy.appによると午前6時35分のティーオフ時点で風速約20mph(約32km/h)、突風は36mph(約58km/h)に達する見込みだ。さらに午前11時には風速31mph、突風は52mph(約84km/h)に迫るとされており、これはほぼハリケーン並みの強風となる。
2018年の全米オープンでも同コースで「コースのコントロールを失った」と批判されたことがある。今年もUSGA(全米ゴルフ協会)にとって運営上の重大な試練となる可能性がある。
シェフラーが語る「シネコックはリンクスではない」
直前の記者会見でディフェンディングチャンピオンのスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler)は、シネコックの本質的な難しさを明確に説明した。
本物のリンクスコースは強風を防御手段として使う一方、グリーンは比較的緩やかで遅いのが特徴だ。しかしシネコックのグリーンは高速かつ傾斜が急であり、強風の中でもボールを高く上げてグリーンに止めなければならない。つまり風に逃げることが難しく、「グリーンの真ん中にいても2パットできるか分からない」という状況が生まれる。
金曜〜日曜の予報
金曜・土曜は木曜よりは和らぐが、それでも突風は20〜30mph台で推移。日曜の最終ラウンドも20mph前後の突風が続く見込みで、週を通じた強風との戦いとなる。
Strokeslabの視点
強風下ではSG: Approach(グリーンへのアプローチ精度)とSG: Puttingの重要性が逆転しやすい。グリーンを外す確率が上がるため、SG: Around the Green(グリーン周り)の安定感が最終スコアを大きく左右するラウンドになるだろう。
52mphの突風はSG: Approachの数値を全選手で押し下げるため、差がつくのはグリーン周りとパットの安定感になるだろう。強風適応力をSGデータでどう測るかが、週末の予測精度の鍵になる。