10年以上ぶりの優勝——シンが語った「人生の転換点」
ジェニー・シンが2026年7月27日、ISPS HANDA女子スコティッシュ・オープンで優勝した。前回の勝利は2016年のVolunteers of America Texas Shootout。実に10年以上の空白を経て、LPGA初勝利以来となる2勝目をつかんだ。
最終日はスコア75と安定感を欠き、3連続ボギーを喫する苦しい展開。チェイサーのA・リム・キムが猛追する中、それでも2打差で逃げ切った。
キャリア中盤の「迷走」と、コロナ禍がもたらした気づき
シンはプロ16年目。彼女自身が「8年目から12年目は本当に苦しかった」と振り返るように、モチベーションを見失い、プロゴルファーとしての自分を疑い続けた時期があった。
それを変えたのが、COVID-19パンデミックによる長期休止だった。
「コロナが私の人生を丸ごと変えた。パンデミック後の4年間で、もう一度ゴルフへの情熱を取り戻せた」
Instagramでライブ配信を繰り返したり、「変なことをたくさんした」と笑いながら語る彼女だが、6ヶ月間の無職状態が「プロとしてゴルフができない日々がどれほど辛いか」を体感させてくれたという。
「アドレナリン・ジャンキー」が取り戻した勝利への渇望
シンは自らを競争を愛する「ルナティック(lunatic)」と表現する。最終日、パジャリー・アナンナルクアンに迫られる緊張感の中でも、「怖いけど同時に最高にスリリングだった」と笑顔で話した。
プロ入りは2010年。2006年には13歳で全米ガールズジュニアの最年少優勝者となった彼女が、30代の今、再びトップに立った。
Strokeslabの視点
今回の記事にはSG(Strokes Gained)データは含まれていないが、最終日に75を叩きながらも2打差を守りきった事実は、スコアカード以上の「精神的な強さ」を示している。コロナ禍を契機としたシンの精神的変容は、パフォーマンスの土台となるメンタルマネジメントの重要性をあらためて考えさせてくれる事例だ。
SGデータがない記事ではあるが、最終日75を叩いても勝ちきれた「ゲーム管理力」は数字に表れにくいメンタルの強さを体現している。コロナ禍という逆境が競技者としての本質を取り戻させた事例として、アマチュアゴルファーにも示唆が深い。
この記事の原文
GOLF.com: Jenny Shin Ends 10-Year Winless Drought at Women's Scottish Open, Credits COVID Turning Point
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