GOLF.com:ラニー・ワトキンスがTPC Craig Ranchに刻んだ「古典美」――CJカップ・バイロン・ネルソン会場が2500万ドルで変貌
優勝者が設計家として古巣に戻る
1973年のバイロン・ネルソン・クラシックを制したラニー・ワトキンス(現76歳)が、今度は設計家として同大会の舞台・TPC Craig Ranchを全面改修した。クラブオーナーであるInvited Clubsが投じた金額は2500万ドル。昨年大会終了後すぐに着工し、スコッティ・シェフラーが31アンダー・8打差で圧勝した光景を見たワトキンスが「このコースを守らなければ」と使命感を燃やした形だ。
改修の3本柱:バンカー・水・グリーン
ワトキンスが取り組んだのは、現代ゴルフの課題である「ドライバーを武器にする選手への防御」だ。主な変更点は以下の通り。
- バンカーの再配置と深掘り:飛ばし屋が刻んできた6番パー4には、グリーン手前に「ライオンズマウス」バンカーを新設。さらに320ヤード地点に交差バンカーを配置し、ドライバーで挑むかレイアップするかの決断を迫る。 - 水をより身近に:9番グリーンはクリーク寄りに移設。11番グリーンはバンカーなしのフォールスフロント設計でレイクに近づき、「バンカーではなく水で守る」思想を体現。 - ベントグラスによる起伏あるグリーン:グリーンサーフェスをベントグラスに変更し、大きなアンジュレーションを造成。ピン位置は比較的フラットな場所に設けられているが、ショットがズレると長い曲がりパットや花道奥への転がりが待つ。
「古典美」を現代コースに注入
バージニア育ちのワトキンスは、ウィリアム・フリンやペリー・マクスウェルといったゴールデンエイジの設計家の影響を受けて育った。その美学が今回の改修にも色濃く反映されている。4番パー3にはバイアリッツグリーン(深いスワレで二分された古典的グリーン形状)を採用。11番はオーガスタ・ナショナルの14番ホールを想起させるグリーン設計と、ワトキンス自身が語っている。
Strokeslabの視点
シェフラーが31アンダーで圧勝した昨年のデータは、このコースがエリートのSG: APPとSG: Puttingを十分に試せていなかった証拠だ。ワトキンスが持ち込んだ「転がし・奥行き・傾斜」の要素は、グリーン周りのSG: ATGを大きく動かす可能性が高く、今年の優勝スコアがどこまで圧縮されるかに注目したい。
31アンダーで圧勝されたコースをどう「手強く」するか——ワトキンスの答えは「水とフォールスフロントでSG: ATGを揺さぶる」だった。今年の優勝スコアは昨年比でどれだけ跳ね上がるか、Strokes Gainedの各指標と合わせて追いたい。
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GOLF.com: Lanny Wadkins Puts a Golden Age Stamp on TPC Craig Ranch Ahead of CJ Cup Byron Nelson
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