ミズノ Pro Fli-Hi 2026:見た目と性能を高次元で両立
新しいミズノ Pro Fli-Hiは、長らく上級者向けドライビングアイアンの定番として支持を集めてきたモデルの最新版だ。GOLF.comのギア担当エディターがミズノのR&D拠点「The Foundry」(アトランタ近郊)で実際に試打し、その完成度を高く評価している。
外観の進化:Black Ion仕上げで「小さく見せる」
今作の大きな変更点のひとつが仕上げだ。新採用のBlack Ion仕上げはシルバーやクロームより暗く締まって見えるため、ヘッドがよりコンパクトに映る。従来のFli-Hiも暗い仕上げを採用していたが、今作はミズノ Proアイアンラインに通じる上品な光沢感が加わり、見た目のクオリティが一段上がった印象だ。
形状面でも、ホーゼルからリーディングエッジへの滑らかなトランジションによりオフセットの視覚的な目立ちを抑える工夫が施されている。
内部設計の革新:「Offset Face Weld」
目に見えない部分にも注目の技術が使われている。Offset Face Weld(オフセット・フェース・ウェルド)と呼ばれる構造で、フェース上部の溶接部を内側に配置することでトップラインを細く見せつつ、フェースの下側の溶接を後退させることでフェースのたわみ量を増加。これがボールスピードの向上に直結している。
シャシーは4335+ニッケルクロモリ鋼に全面アップグレードされ、ヘッド低部には26グラムのタングステンウェイトを搭載。高弾道と強い慣性モーメントを両立している。
実戦での評価:240ヤードの4番アイアム、かつ多彩な球筋
テストでは4番アイアン(ロフト表示)で約240ヤードを記録。「ドライビングアイアンがそんなに飛んで何が不満なんだ?」というミズノ担当者のコメントが印象的だ。
さらに重要なのは、ティアップ時だけでなく地面から打っても機能する点。低いスティンガーショットから高い大きなドローまで、同じ場面で連続して打ち分けられるほどの操作性が示されている。フェアウェイウッドが苦手なプレーヤーにとって、信頼できる代替オプションになり得る一本だ。
Strokeslabの視点
多くのドライビングアイアンが「ティアップ専用の飛距離特化クラブ」にとどまる中、Fli-Hiが際立つのはその多用途性にある。Strokes Gained的に見ても、ロングアイアンの代替として地面から安定して打てる道具の価値は、飛距離そのものよりも高い可能性がある。
ドライビングアイアンの真価はティアップ時の飛距離より「地面から使えるか」にある。Fli-Hiはその問いに正面から答える数少ないモデルだ。
この記事の原文
GOLF.com: Mizuno Pro Fli-Hi 2026 Makes a Strong Case for Best Driving Iron on the Market
GOLF.com · 原文を読む →