2026年の全英オープンがロイヤル・バークデール (Royal Birkdale) で幕を開けた。次回2027年の開催地はセント・アンドリュース (St. Andrews)、そして2028年はロイヤル・リサム&セント・アンズ (Royal Lytham & St. Annes) と発表されている。
ニクラウスが語る「魔法のコース」
18のメジャータイトルを持つジャック・ニクラウス (Jack Nicklaus) は、セント・アンドリュースを「魔法のゴルフコース」と繰り返し表現する。1964年に初めてプレーして以来、約60年が経った今もトップ選手を試し続けるという事実を、彼は「信じられないこと」と語る。
「天候、ピンの位置、コースの乾き具合……すべての要素がセント・アンドリュースを特別な場所にしている」とニクラウスは言う。ゴルフというスポーツが生まれたとされるこの地が、現代の選手にも通用し続けるのは「まさに驚異的だ」とも述べた。
バンカーを基準にしたコースマネジメント
ニクラウスが明かしたオールドコースの攻略哲学は、Strokes Gainedの観点からも示唆に富む。
- バンカー回避を最優先:各ホールのハザード配置を頭に入れ、常に安全なゾーンへ打ち込む - 左サイドを活用:セント・アンドリュースは基本的に左が安全。OBや深いバンカーは右側に集中する - グリーンの位置取りが鍵:強風下でのパットは困難を極めるため、ピンに対して次のパットが打ちやすい位置にアプローチすることが重要
1964年の初プレーで最初の2ラウンドは41パットを要したというエピソードは、風の中でのパッティングの難しさを端的に示している。その後風が落ち着いた後半2ラウンドでは66、68と大幅に改善。コンディションへの対応力がスコアを左右する典型例だ。
Strokeslabの視点
ニクラウスの語る「グリーン上の位置取り」は、SG: Puttingを最大化するためのアプローチショット戦略そのものだ。SG: APPの観点では、単純なピンハイではなく「次のパットが易しくなる場所」へのアプローチ精度が、セント・アンドリュースでは特に求められる。2027年に向けて、選手たちのグリーン攻略データに注目したい。
ニクラウスが語る「グリーン上の位置取り」は、SG: APPとSG: Puttingを連動させた現代的なコースマネジメントの原型。2027年セント・アンドリュースでの各選手のデータ分析が今から楽しみだ。
この記事の原文
GOLF.com: Open Championship Heads to St. Andrews in 2027 — Nicklaus Shares His Philosophy on Golf's Most Magical Venue
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