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GOLF.com:スミソニアン秘蔵映像がバミューダの名門復元を導く—ミッド・オーシャン (Mid Ocean) 、ハンス起用を発表

出典: GOLF.com·7月10日·📖 原文を読む

スミソニアンに眠っていた100年前の映像

バミューダ屈指の名門コース、ミッド・オーシャン (Mid Ocean Club) が、設計者チャールズ・ブレア・マクドナルド (C.B. Macdonald) の「肉声」とも言える映像の発見をきっかけに、大規模な復元工事に乗り出す。

この映像は、クラブメンバーのリック・スケリーがスミソニアン博物館のアーカイブを調査中に偶然発見したもの。1920年代のバミューダを映した古いフィルムの途中で突然ミッド・オーシャンの1番ティが映し出され、ヒッコリーシャフトのクラブを軽やかに振る初老の紳士が登場する。スケリーはその素振りを一目見て、「C.B.マクドナルドだ」と確信したという。

これがアメリカのゴルフコース設計の父と呼ばれるマクドナルドの動く映像として唯一の記録と見られており、しかも彼が米国外で設計した唯一のコース、まさにそのミッド・オーシャンで撮影されていた点が歴史的に際立つ。

ギル・ハンスが復元を担当

2026年7月、ミッド・オーシャンはギル・ハンス (Gil Hanse) とジム・ワグナー (Jim Wagner) のデュオに復元工事を正式委託したと発表。ハンスのチームはこの映像をはじめ各種アーカイブ資料を精査しながら、マクドナルドが1920年代初頭に描いたオリジナルのビジョンを忠実に蘇らせることを目指す。

ハンスは過去にスリーピー・ホロウ (Sleepy Hollow)、ロサンゼルス・カントリークラブ、セミノール (Seminole) 、ピンハースト No.4 など多数の名門コース復元を手がけており、マクドナルド作品の復元でも実績を積んでいる。

「私たちの目標はマクドナルドに忠実であること。アーカイブ資料と現地での作業を通じ、マクドナルドとレイナーが築いたものを誠実に復元する」(ハンス)

注目ホールと今後のスケジュール

復元の焦点のひとつが、ドッグレッグの形状でマングローブ湖を回り込むパー4の5番ホール(ケープホール)。ハンス自身が「ゴルフ界最高のホールのひとつ」と称えるシグネチャーホールだ。コースはGOLF誌の「プレー可能なトップ100コース」にも選出されており、海岸の断崖から内陸、再び海岸線へと変化に富むレイアウトで知られる。

工事は別途進行中のクラブハウス改修が完了した後に開始。2027年秋にコースをクローズして本格的な地面改修に入る予定だ。

Strokeslabの視点

今回の復元は単なる景観回復にとどまらず、設計者本人の動く映像という「一次資料」に基づく点が異例だ。コース設計の原典を映像で参照できるという稀有なケースとして、ゴルフ建築史の観点からも注目に値する。

💬Strokeslab コメント

設計者本人が映った動画を設計根拠として活用するという事例は、ゴルフコース復元史上ほぼ前例がない。データだけでなく「映像という一次資料」が設計の忠実性を担保する試みとして、今後の復元プロジェクトにも影響を与えそうだ。

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この記事の原文

GOLF.com: Smithsonian Archive Footage Guides Mid Ocean Club Restoration by Gil Hanse

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