トッド・ハミルトンが2004年全英オープンを制してから22年。現在60歳の彼は地元オクラホマ州ノーマンの高校ゴルフチームをサポートする日々を送りながら、あの1週間の記憶を今も鮮明に保っている。
Sonartecハイブリッドとの出会い
ハミルトンが全英オープン優勝の最大の立役者として挙げるのが、Sonartec製の17度のクラブをメーカーが14度に曲げ直した独自のハイブリッドだ。彼自身の言葉によれば、「3-Woodとして使っていたが、現代のハイブリッドとは少し違う感覚」のクラブで、2004年序盤から使い始めたばかりだった。
ロイヤル・トルーンで輝いたバンプ&ラン
アメリカのコースでは芝が厚く絡まるためこのショットは使いにくいが、全英オープンが開催されるリンクスコースはグリーンに近い低刈りの硬い地面が続く。ハミルトンはその特性を見抜き、週を通じて12〜14回このクラブでチップ&パット(バンプ&ラン)を選択。「アップ&ダウンに失敗したのは1回だけで、それも10番ホールで5〜6フィートのパットを外したから」と振り返っている。
勝負を決めた18番ホール
アーニー・エルスとの4ホールプレーオフ最終ホール、ハミルトンはグリーン手前からこのハイブリッドでランニングアプローチを打ち、ピン3フィートにつけてバーディ。これが事実上の優勝打となった。
Strokeslabの視点
現代のゴルフはSG: APP(アプローチ)やSG: ATG(グリーン周り)の数値が示すように、スコアリングゾーンでの選択肢の多様性が重要だ。ハミルトンのハイブリッドによるバンプ&ランは、コース状況に合わせて「武器」を選び切る判断力の好例であり、リンクスゴルフにおけるショットメイキングの本質を改めて教えてくれる。
バンプ&ランを週間12〜14回に絞り込んだハミルトンの判断は、SG: ATGの観点から見ても最善の期待値選択だった。コース適応力こそがメジャー優勝の本質だと改めて感じさせられる。
この記事の原文
GOLF.com: Todd Hamilton Reveals How an Unconventional Hybrid Shot Secured His 2004 Open Championship Victory
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