LIVの資金難が再燃させる「復帰問題」
PIFがLIV Golfへの出資打ち切りを発表して以降、ブライソン・デシャンボーやジョン・ラームといったビッグネームがPGAツアーへ戻るシナリオが現実味を帯びてきた。すでにブルックス・ケプカが2026年1月に復帰、パトリック・リードも8月末からの復帰が認められている。
こうした状況に対し、1996年全英オープン王者のトム・レーマンが独自の持論を展開した。「12カ月以上、競合ツアーでプレーして戻ってきたいなら、復帰は認める。ただし、いかなるステータスも持ち込めない」というのが彼のスタンスだ。
「メジャー王者だろうと底辺からスタートせよ」
レーマンが特にこだわるのは、過去の実績を一切考慮しないという点だ。世界ランク上位50位以内の選手であっても、メジャー王者であっても、復帰する際はツアースクールの後ろに並ぶべきだと主張する。場合によってはコーン・フェリーツアーで1年間プレーすることを義務づけるべきとも述べた。
現在のケプカやリードの処遇についても「生ぬるい」との見方を示し、「何のペナルティもなく戻ってきて『さあ行こう』では間違っている」と強調した。
Strokeslabの視点
レーマンの主張はPGAツアーが直面するジレンマを鮮明にしている。全選手を一律に厳しく罰すれば、デシャンボーやラームのような集客力のある選手が戻りにくくなり、ファン・スポンサー両面でのビジネス機会を逃す可能性がある。一方で処遇に差をつければ「なぜ彼だけ優遇されるのか」という不満が残る。LIVの今後次第では、この問題がPGAツアーの重要課題として浮上する。
感情論を超えて「ツアーの忠誠心に価値をどう置くか」という制度設計の問題であり、LIVの終焉が現実になれば遅かれ早かれPGAツアーは明確な指針を示す必要に迫られる。
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GOLF.com: Tom Lehman Calls for Zero-Status Returns as LIV Future Hangs in Balance
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