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GolfWRX:ライアン・ジェラードのバッグセッティング——「打ち出し角を稼ぐ」ために徹底カスタムされた14本

出典: GolfWRX·5月21日·📖 原文を読む

ライアン・ジェラードとは

ライアン・ジェラードはPGAツアー優勝経験を持つアメリカ人プロ。今年のマスターズ出場権を得るためにアメリカからモーリシャスまで往復1万6,000kmの旅をこなすなど、向上心と努力量で知られる選手だ。その姿勢はバッグセッティングにも反映されており、常に新しい機材を試し続けている。

セッティングの大前提:「ロフトを潰す」スウィング

ジェラードのセッティングを理解するうえで欠かせないのが、彼がインパクトでクラブのロフトを大幅に減らしてしまう(デロフトする)傾向があるという点だ。これを補うため、バッグ全体が高打ち出し角・高スピンを意図して構成されている。

Driver:ロフトを積み増したGT3

タイトリストGT3を11度で使用し、さらにSureFitアダプターでプラス0.75度に設定。ヘッド内のウェイトも後方に配置し、打ち出し角とスピン量を確保している。弾道の頂点は平均89フィートとツアー平均を大きく下回り、スピンは最大2,800rpmに達することもあるという。「フェアウェイに置くための窓に入れること」を最優先に考え、飛距離よりも方向性を選んでいる。

Woods:ネットで購入した3-Wood

3-WoodはテーラーメイドQi10 HL(16.5度)を使用しており、なんとネットで購入したもの。高ロフトにより適切な降下角と打ち出し高さを確保している。また9-WoodのQi35(24度)はロフトを22度まで曲げて使用。「9-Woodを起こすことで、構えたときにスクエアに見えながら高くスピンのかかった弾道が打てる」と語る。

Irons:ロフト・長さ・重さをすべて調整

4-ironはタイトリストT250(実質ロフト24.5度)、5〜9はT100を使用。全クラブが標準より半インチ長く、かつヘッドはBウェイト(やや軽め)に設定されている。5・6番はウィーク方向に曲げ、7〜9は標準に近い設定で13〜14ヤード刻みのギャッピングを実現している。

Wedges:ロゴを削り落とした超軽量カスタム

ボーキー SM10・SM11を使用。カスタムの目玉は、ヘッド重量を落とすためにBVロゴ部分をグラインドで削り取ったこと。「グリーン周りで重いものを握りたくない。フェースコントロールを失うと球が想定外に飛んでしまう」という徹底したフィール重視の選択だ。

Putter:毎週変わる「お気に入りリスト」

スコッティ・キャメロンを複数本キャリーし、試合中でも3〜4本を使い分けることがある。ニューポート2、ファントム3、ファントム5.2 サークルT(バラクーダ選手権優勝時のモデル)、ファントム9がローテーション候補。「ブレードの感触とスモールマレットの特性を両立しているファントム3が好き」と語る。

Ball:Pro V1でショートゲームを担保

バッグ全体で「打ち出し」を追求しながら、ボールはタイトリストPro V1を選択。グリーン周りのフィールと止まりやすさを優先した判断だ。

Strokeslabの視点

ジェラードのセッティングは「自分のスウィング特性を変えるのではなく、機材側を合わせる」という合理的なフィッティング哲学の好例だ。Strokes Gained的な観点からも、ティーショットの精度(SG: OTT)を犠牲にせず飛距離を確保するためのアプローチとして非常に示唆に富む。

💬Strokeslab コメント

「スウィングを直すより、機材を合わせる」というジェラードのアプローチは、アマチュアにも応用できるフィッティング哲学の好事例。SG: OTTの安定に直結するフェアウェイキープ重視の発想は、データ分析的にも理にかなっている。

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この記事の原文

GolfWRX: Ryan Gerard's Tour Bag Built Around One Obsession — Launch Angle

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